当院では入れ歯の治療にも力を入れています
入れ歯は、「食べる」「話す」「見た目」などのお口の健康維持に欠かせないものです。
しかし、ご自身の入れ歯に満足できずに生活している方も多いようです。
当院では合わない入れ歯に悩んでいたり、
初めての入れ歯作りに不安を抱えていらっしゃる患者さまを
一人でも多く助けたいという想いから、入れ歯治療に力を入れています。
こんなことで悩んでいませんか?
- 入れ歯でうまく噛めない
- 入れ歯で食事すると痛い
- 会話したり笑ったりすると入れ歯がはずれる
- 入れ歯の口元が気になる
- 入れ歯を新しく作りたいが不安
- 入れ歯がなかなか合わない
入れ歯治療とは
入れ歯治療は、失われた歯や歯肉に対し、取り外しのできる人工の歯(入れ歯)を装着して見た目や機能を補う治療です。高齢になるにつれ、歯を失うリスクは高くなり、後期高齢者の約3割が入れ歯を使用していることが明らかになっています。
当院では入れ歯の治療にも力を入れていますので、入れ歯に悩みがある方は遠慮なくご相談ください。
入れ歯が必要な理由
入れ歯を使用することで、噛む機能を回復し脳に刺激を与え認知機能の維持に役立ちます。また、発音や会話の改善、顔立ちや見た目の改善に役立ちます。入れ歯を入れずに歯を失った状態を放置していると、噛み合う歯がないため反対側の歯(対合歯)が伸びてきたり、抜けた歯のスペースを埋めようと隣の歯が傾いてきたりするので入れ歯を使用することで残っている歯の保護にもなります。
入れ歯の種類
部分入れ歯
部分入れ歯は、残っている歯がある場合に使用する入れ歯です。クラスプとよばれるバネと人工歯、歯のない部分の粘膜にのるピンク色の床(義歯床)からできており、残っている歯にかけて装着します。
金属の目立たないノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーとはクラスプ(金属の金具)と言われる部分がないのでお口に入れ歯を装着しても見た目で入れ歯を入れてるとは思われない入れ歯です。
メリット
①まず目立たない!
金属の留め具の部分が歯肉と同じ色なので、普通に会話する距離であれば、まずわかりません!
金属の留め具の部分が歯肉と同じ色なので、普通に会話する距離であれば、まずわかりません!
②初めての入れ歯でも装着感が少ない
初めて入れ歯を使う方の多くはその違和感にびっくりしますが、ノンクラスプデンチャーは保険の入れ歯より薄く仕上げることができ、装着感がよく違和感も少なく使用することができます。
初めて入れ歯を使う方にもオススメです。
③粘膜にフィットするので痛みが少ない
粘膜を精密な材料で型を取るので、出来上がった入れ歯をしっかりとフィットさせる事ができます。
④自費の入れ歯に比べ比較的安価
自費の入れ歯ですが他の金属の入れ歯より比較的安価です。
総入れ歯
総入れ歯は、残っている歯が1本もない場合に使用する入れ歯です。歯ぐきに密着し、吸着して固定されるようになっています。
人工歯と歯のない部分の粘膜にのるピンク色の床(義歯床)からできており、プラスチック製のレジン床義歯と金属床義歯があります。
人工歯と歯のない部分の粘膜にのるピンク色の床(義歯床)からできており、プラスチック製のレジン床義歯と金属床義歯があります。
レジン床義歯と金属床義歯の比較
レジン床義歯 | 金属床義歯 | |
---|---|---|
使用材料 | プラスチック | プラスチック+金属 |
長持ち | ★ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ | ★ ★ ★ ★ ★ |
見た目 | ★ ★ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ | ★ ★ ★ ⭐︎ ⭐︎ |
つけ心地 | ★ ★ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ | ★ ★ ★ ★ ⭐︎ |
噛みやすさ | ★ ★ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ | ★ ★ ★ ★ ⭐︎ |
床が厚くなりやすいため、口の中の違和感がある方もいらっしゃいます。部分入れ歯の場合は金属のバネが目立ちます。長く使用していると汚れやニオイが気になる事もあります。治療代が安価で壊れても修理しやすいのが利点です。 | 床が金属でできている入れ歯です。そのため「冷たい・熱い」が感じやすく食事が美味しく感じることができます。軽く自然な装着感で違和感が少ない入れ歯です。汚れがつきにくく、入れ歯特有のニオイが少なく衛生的です。 |
入れ歯治療のメリット
咀しゃく機能を回復できる
インプラントと比較すると入れ歯の咀しゃく機能の回復は劣るものの、入れ歯を装着することにより噛む力は回復し、食事を楽しめるようになります。言葉が聞き取りやすくなる
歯が失われた状態では発音する際に空気が漏れ、言葉が聞き取りづらくなることがあります。入れ歯を入れることで発音が改善され、言葉が聞き取りやすくなることが期待できます。見た目が改善する
入れ歯を装着すると、歯が失われている状態と比べて若々しく見えます。また、歯を失うと顔の輪郭が変わることがありますが、入れ歯により輪郭を保つことが可能です。費用が比較的安価である
入れ歯は保険で作製できるため、インプラントなどの治療法と比較して費用負担が少ないというメリットがあります。より良い使い心地や見た目を追求し、自費で入れ歯を作製することも可能です。入れ歯治療のデメリット
食事内容に注意が必要である
極端に硬いものや粘性の高いものを食べると、入れ歯が破損したり、入れ歯に食べものがくっついてしまうことがあるため注意が必要です。また、入れ歯を装着していると熱さや冷たさを感じにくくなるため、口腔内をやけどするリスクがあります。食事の温度には気を付けるようにしましょう。入れ歯の種類により温度を感じやすくなる入れ歯もありますので、お悩みの方は当院にご相談ください。痛みや違和感がある
はじめて入れ歯を装着する際には、痛みや違和感を感じることがあります。痛みや違和感は、入れ歯を調整するにつれ徐々に感じにくくなります。入れ歯が合わない時や違和感・痛みがある場合は当院にご相談下さい。入れ歯の手入れが必要
適切に入れ歯を手入れしなければ、口腔内の環境が悪化し、むし歯や歯周病などのリスクが高まります。入れ歯は専用の洗浄剤などを用いてこまめに手入れをし、清潔を保つようにしましょう。入れ歯治療の流れ
カウンセリングと検査
歯科医師が患者の口腔内の状態を確認します。患者の悩みや希望をカウンセリングし、最適な入れ歯の種類を決定します。必要に応じて検査を行い、より詳細に口腔内の状態を確認します。型取り
次に型取りを行い、この型をもとに患者の口腔に適合する入れ歯を作製します。調整
作製された入れ歯を装着して咬み合わせやフィット感などを確認し、調整します。装着
調整が完了したら入れ歯を装着します。定期的にご来院いただき、使用感や咬み合わせなどをメンテナンスします。入れ歯治療後の口腔ケア
-
入れ歯のお手入れ
入れ歯は専用のブラシと洗浄剤を使用して毎日清掃し、清潔を保つようにしてください。就寝前だけでなく、食後も洗浄するようにしましょう。入れ歯は非常にデリケートなので、落として破損しないようにタオルの上や、水を張った洗面器の上で手入れすることをおすすめします。 -
適切なブラッシング
入れ歯をかける歯や入れ歯と接している歯は汚れがたまりやすく、磨き残しからむし歯や歯周病になるリスクが高まります。フッ化物を配合した研磨剤や歯間ブラシ、デンタルフロスなどを利用し、適切かつ丁寧なブラッシングにより口腔内を清潔に保つようにしましょう。